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2013年10月16日

アメとムチ

わが塾では、いい回答や単語テストで満点をとると、アメがもらえる。

ちゃんと評価しているぞって伝えたくて始めたことだが、塾生には思いのほか好評である。

しかし、めったにもらえないものだから、自分でアメを買ってくるようになった。

それでも、評価された「賞」としてもらったアメと、自分で買ったアメでは味が違うらしい。

何かというと、「この問題が解けたらアメをもらえる?」と訴えてくる。

最近では、保護者の方からアメを差し入れられることもある。

すると大騒ぎだ。なぜなら、私が用意するアメは、いつも100円ショップで買うものであり、

いただくアメは、それよりも高価なものであるからだ。

しっかり頑張れ。アメは、どれほど集めても、アメであることに変わりはない。

しかし、塾でもらうアメの積み重ねは、ダイヤモンドより輝く栄光になりうる。

2013年10月 7日

運動会

昨日、一日遅れで、愚息が通う小学校の運動会が催された。

一生懸命に走り、舞い、形づくり、戦った。

どれほど練習し、どれほど集中し、どれほど力を尽くしても、それが形として報われることはない。

それでも児童たちは額に汗して頑張っていた。競争に負けて、涙を流す児童もいた。

赤が勝っても白が勝っても、次の日にはもう、何もなかったかのように、いつもの日々が始まる。

死力を尽くす目的は、ただ「勝ちたい」だけであり、ただ「きちんと演じたい」だけである。

報酬のない努力に力を惜しまない、人生にたった一度きりの時代をすごしている幸福を、

その真っ只中にいる児童たちは、誰も気づかないのだろう。