さて、受験勉強だ。
大型連休も終わった。
まぁ連休と言っても、光輝学院には祝日も祭日もない。塾の休日は日曜日だけだ。
そうは言っても、中学生や小学生にとっては大事な連休だったろう。それが、今年も終わった。
ということは、これからが受験生にとっての本格的な受験勉強の開始ということになろう。これから、部活の都大会が終わる夏までの期間が、中学3年生にとって最もキツい時期だ。部活も大変で受験勉強もしなければならない。体も頭も、へとへとに疲れる。学校の定期テストもある。
受験勉強とは結局、努力できる人なのかどうかが試される期間だと思う。
以前も述べたが、幼稚園・保育園から小学校・中学校と、何も考えなくても何もしなくても進学できた。しかしこれからは、そう簡単にはいかない。
成績が伸びない生徒の傾向は、こうだ。
学校に行っても、自分と比べるのはいつも「自分よりも学力が劣る生徒」だ。「あいつよりマシだ。」「あいつより成績が上だ。」と考える。定期テストも、得点は低いが、あっている問題もある。だから安心していられる。決して「自分よりもデキる生徒」とは比べない。比べたら安心していられない。勉強しなければいけなくなる。
それでも、自分は自分なりに考えている。やらなきゃいけない日がくれば、やってやる。今はヤル気が出ないだけだ。
成績が伸びる生徒は、全く正反対の考え方だ。
どんなにほめられても、「もっとデキる生徒がいる。」「ここを間違えてしまった。」と考える。だから努力を続ける。彼らは「自分よりもデキる生徒」「自分が掲げた目標」と比較する。目指すものに向けて、努力を惜しまない。
これでは、生徒間の学力差はますます広がるだけだ。
ヤル気が出るのを待っていられない。ヤル気が出る方法などないからだ。いつまでたっても、多くの受験生がヤル気を持たないまま受験を迎えることになる。
① ヤル気が出るから勉強し、
② 勉強するから成績が上がる。
③ そして、ますますヤル気が出る。
④ ①に戻る。
そんな都合のいい話は、そうそうあるものではない。
まず②から始める。そう、勉強しよう。行動しよう。
勉強するから成績が上がる。すると、ヤル気が出る。ますます勉強し、成績が上がる。
と、こうなる。
夏期講習が終われば、ほぼ受験勉強が終わる。それまでに「勉強習慣」「自分なりの勉強方法」「使うテキストや問題集」などが定まれば、あとはそれを続けるだけだ。
大型連休が終わった、今が勝負時だ。
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