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2026年8月 5日

ある日、録画していたテレビ番組を見た。それは、大学や高校の学食がいかに充実しているかを紹介するものだった。

その中でひとつ、気になったシステムがある。
それは、ある高校の「バイキング式の学食」である。
ごはんと汁物、おかずの3品でなる食事が「盛り放題」だ。ただし、お代わりはない。1回の盛り切りだが、どれほど盛ってもいい。
この「どれほど盛ってもいい」がポイントだ。お代わりができないから、食べ盛りの高校生は、食べられるだけ(あるいは、食べたいだけ)盛りに盛ることになる。
高校生にとっては夢のような「揚げ物」「スパゲティ」を山ほど盛る。そう、盛る。
皿にハムカツを入れられるだけ入れると提供された器はカラになる。に並んでいる人は新しく提供されるまで待たなければならない。限られた昼食時間なのに。
さらにその隣に盛り付けたスパゲティが皿からあふれて、皿を載せているトレーにこぼれる。
とても見苦しい。
それをガツガツと食べ、口に食べ物が入ったまましゃべる。
それは「食事」か?「エサ」になってないか?
この様子を(当たり前だが)誰も注意しない。

彼らが大人になって、レストランのビュッフェ/バイキング/食べ放題のお店に行くこともあるだろう。いや、もうすでに家族や友達と一緒に行っているかも知れない。
そこで彼らは、次に待っている客のことなど考えることなしに、そこにあるものすべてをもっていくかもしれない。皿からトレーにだらだらこぼれていてもお構いなしだ。
周りのことなど気にもせず、大声でしゃべり笑う。
テーブルマナーも何もあったものじゃない。
それは「食べ放題」ではなく「やりたい放題」ではないか?

学校は、せっかくの「ビュッフェのマナーを学ぶ」チャンスをなぜ活かさないのか。お代わりを許せばいい。
例えばまずは野菜などの前菜。次に肉や魚のメイン。そしてデザート。前菜を食べたくなければ、いきなりメインでいい。足りなければ、お代わりすればいい。
おいしく楽しく、しかし最低限のマナーを守る。上品に食べなければならないと言っているわけではない。

食事に限らず、自分ひとりだけでないかぎり、社会で何をするにも「マナー」や「作法」を守る心がけを持ちたいものだ。

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